こんにちは。体癖はじめの一歩、講師の吉沢です。
「体癖こぼれ話」と題しまして、その時々の気づきをお話していきたいと思います。よろしければお付き合いください。
体癖論に興味を持った方は、どう診断したらいいのかを知りたいと思います。
自分の体癖を知りたいでしょうが、もしピンと来なかったら、他人の診断からやってみましょう。「除外診断」がお勧めです。まず、体型の特徴から当てはまらないもの、この体型は遠いかなというものから削っていきます。
次に、感受性の特徴を検討します。ここまでで出来れば3つくらいに絞りたいところです。体癖論を知ってすぐに体型を絞っていけるのは、これまでも他人を観察してきた人だと思いますので、関心のなかった人は半分まで絞れるかなというのが、講座での実感です。
そして、決め手になるのがその人の持つ雰囲気です。私たちはその人の雰囲気を無意識に受け取っています。それを無視しないのが診断のポイントです。

自分の体癖を知りたい方にお勧めしているのは、受講生にお渡ししている「体癖の簡易分類表」にある感受性の特徴のうち、どれがしっくりくるかを考えてみることです。自分の体型を客観的に視ることができる人はそうそういらっしゃらないと思いますので、体癖論の学びが進むまで一旦保留にしましょう。「感受性の特徴」にチェックを入れ、何が多かったかを確認していくのが順当かと思います。
いつも講座の後に茶話会を開催していますから、学びの仲間に意見を訊いてもいいですし、率直な意見を言ってくれる親しい人に訊いてみるのもよいでしょう。
体癖の簡易分類表は、講座での説明を経て、学びを継続していく中で意味が理解できるものです。体癖論の特徴は、文章からでは習得できないお稽古事であるという点です。楽器やスポーツは習得までに時間がかかることをある程度想像して始めますが、なぜか勉強だと思うと焦ってしまう方もいます。
体癖論は人間の身体を扱います。身体感覚が鈍化した現代人は、身体の全体性を実感するまでの時間が必要だと言い換えることもできます。興味を持っていれば自然と他人や自分を観察し、結果的に続いていきますから、自分の成長を楽しんでいただければと思います。
そうして、除外診断をたっぷり1年やってみると、時々ハッと相手の体癖が飛び込んでくる経験をします。除外診断をしてピンと来なかったときでも一旦、診断をしておいて、保留するのがよいでしょう。
人というのは、そういうときにヒントを掴むものです。ハッとする経験、診断が覆る経験をいくつも重ねていくうちに、体癖診断の先にある自分の人間観の変化を知ることになります。

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