こんにちは。体癖はじめの一歩、講師の吉沢です。
「体癖こぼれ話」と題しまして、その時その時の気づきをお話していきたいと思います。
よろしければお付き合いください。
講座でお伝えする中でも、上下1種2種については皆さんが一番掴みにくい体癖かもしれません。
ですが、そこにこそ上下体癖の特徴が出ているのです。
上下体癖の雰囲気を「地味」と評しますが、これは現代の価値づけだからこそわかりにくくなったように思います。
目立つ人は良くも悪くも苦労も多く、いいことばかりではないのですが、
派手な特徴やスピード感のある人はわかり易さゆえにメディアでも取り上げられますから、地味よりも派手であることが優位であるという先入観が生まれるのは当然です。
江戸時代後期に奢侈(しゃし)禁止令が出され、庶民はその中でも衣服のおしゃれを楽しもうと茶色や灰色の繊細な色合いの違いをこだわりとして、様々な色を生み出しました。
その微妙な色合いの違いを感じとる感覚こそ地味さの味わいです。
ここでもわかるように、「地味」という雰囲気は「暗い」「明るい」というベクトルとは別物です。
今も全く違う感受性が生き残っているのには生物としての生存戦略があるはずです。
激動の時代に一見目立たない上下体癖は、安定する世界には欠かせません。文化は断絶すれば記憶から消えてしまいます。
文化の継承の裏にいる上下2種体癖はバトンをパスしていくように生きていますし、1種体癖は宇宙を貫く原理原則を探しています。
身近な上下体癖の方を見つけてみてくださいね。ゆっくり付き合う中でしか掴めないという距離感に味わいがあります。
。◕‿◕。(吉沢)
あわせて読みたい


体癖ってなに?名越康文先生の弟子が体癖論の10種類を解説!
こんにちは。体癖はじめの一歩、講師の吉沢です。 本講座『体癖はじめの一歩』は、「体癖論のハードルを下げたい」「いろんな人に体癖を知ってもらいたい」という思いで…
体癖を学ぶなら
初心者向けの体癖講座を開催中です。
基本から丁寧にお伝えしていますので、お気軽にどうぞお越しください。