次回は 7/21(日) 心理学講座 開催!

いまに生き、地に足をつける | 体癖こぼれ話 #11

こんにちは。講師の吉沢です。

「体癖こぼれ話」と題しまして、その時々の気づきをお話していきたいと思います。よろしければお付き合いください。


冬至を越え、新年を迎えようとしています。

私達日本人は季節ごとに心持ちも体感も違っています。心身がどんよりするのは冬至の頃をピークとしていますが、それこそが自然と共に生きてきた、四季のある日本人の身体のリズムだと実感します。

どんな時節も平均的であらねばならない考えるのは、生き物であることを無視しています。波があるのは自然です。低潮と高潮が交互に訪れ、移り変わるのは生きている証なのです。

産業革命以降、現代に至るまで、人間は肉体への負荷を極限まで減らしてきました。

自ら重いものを持ち、労働をし、声を張り、ムラの人々と協力するという生活から、身体を使わなくなったことによるエネルギーの余剰を生み出しました。

結果、活動の余裕が生まれ、科学や文化は発展し沢山の恩恵を我々は受けています。

そして、暇ができたがゆえに、「いま」から離れ、過去や未来のことを考え、悩む余裕が生まれました。

また、他人との距離感を不用意に縮めながら、片方で周囲と協力関係を結ばなくともよいという振る舞いを可能にしました。

そのような中で、あえて日々身体を動かし、鬱散を日課にできる人々は、心も爽やかに周りにも朗らかでいる方法を知るようになりました。

なかでも、様々な瞑想は「いま」を生きる感覚そのものであり、その時の心身の状態を知り、身体を取り戻す作業と言えるでしょう。

暇な時間はクリエイティブに使うための余裕でしたが、今では不安や怒りが生まれる土壌とも言えます。

私はこの現代的モヤモヤを「土」から離れた為だと申し上げたい。足の裏で土を感じる生活から離れるほど、身体を失っていくのは道理です。都会では特に、肉体から自然の一部という実感が失われています。

「名越式体癖論とは野口整体の体癖論を心理学的に再編成して…」と、この体癖論をお伝えするのには、その方便も当然含まれています。

身体とは自然のことです。

身体を取り戻すために、「頭脳」優位になった我々は体癖論に出逢いました。
 

それでは、皆様良いお年をお迎えください。来年もまた沢山の楽しい出会いと学びがありますよう。

吉沢

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初心者向けの体癖講座を開催中です。
基本から丁寧にお伝えしていますので、お気軽にどうぞお越しください。

吉沢リリー
名越康文先生の弟子。
気軽に体癖論を知りたい方へ向けた講座「体癖はじめの一歩」を始めました。映画や音楽、漫才、落語、漫画に小説、Vtuberなど、好きなものは多くて長い、九州生まれの喋る人。
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