こんにちは。体癖はじめの一歩、講師の吉沢です。
「体癖こぼれ話」と題しまして、その時その時の気づきをお話していきたいと思います。
よろしければお付き合いください。
体癖論はなぜ生まれたのか。
野口晴哉という天才が、他人の生命とかかわり「健康とは何か」という目線で身体を観ている中で、生まれてから死ぬまで一貫した生命の働きがあるのでは、と見つけ出されたものが「体癖論」です。
誰に教わったでもなく、10代前半には他人に操法を施していたといいます。
野口先生はなんとおっしゃるかわかりませんが、体癖論はアドラー心理学でいうところの「共同体感覚」という文脈で読み解くこともできそうです。
最近になってやっと、競争するよりも協力するほうが自分の能力を伸ばせるということが知られてきました。
私達の講座では、大前提として「共同体感覚をもつ」という話をします。別の言い方をすると、居合わせた人や場に協力するという感覚でしょうか。
日本人の多くは自分をむげにして相手に合わせすぎるところがありますが、共同体感覚をもとにした協力関係はこれとはちがいます。自分のことを尊重するのと同じように他の人のことも尊重するのです。
誰かがおろそかになるのではなく、お互いが尊敬しあいながら居合わせることのニュアンスが伝わればいいなと思います。
実際にアドラー心理学を実践している人と居合わせたときと、そうでない場合とで、自分の内臓感覚がどう変化するのかも感じてみて頂くとその差を感じられるかもしれません。
。◕‿◕。(吉沢)
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