こんにちは。体癖はじめの一歩、講師の吉沢です。
「体癖こぼれ話」と題しまして、その時々の気づきをお話していきたいと思います。
よろしければお付き合いください。
苦手なことを克服するより、得意なことを伸ばすほうがいい、と聴いたことがあるでしょうか?
その理由の一つには、苦手の克服は苦労する割に労力に見合う程の効果が得られないことが挙げられます。
少なくともアドラーはそう考えたわけです。
体癖論を学んでいくと誰かの嫌な点ばかりが目につくことがあります。それは特定の体癖自体が苦手だとか嫌いだとかいうことではありません。
着目していた事が、ある体癖の特徴だということはよくあります。でも、それは特徴の一部分に過ぎませんし、経験的には、その特徴が一つの体癖にくくられることはあまりありません。
初めて体癖論を知った人から「結局どの体癖がいいんですか?」と訊かれることがありますが、「特徴」とは、長所ともいえるし短所ともいえることなのです。
誰と接するかによって、とても好ましい自分から、見たくもない自分へ簡単に変化することがあるように
「うわ!この体癖か!」と拒絶を感じるときに起きているのは、ある瞬間、ある目的のために引き出される特徴だけを捉えているわけです。
それによってわかることは、ひとつ。
いまの自分にとってそれが許せないことなんだな、ということだけです。
そこで真面目なあなたは、許せない理由がわかれば、より自分のことがわかるだろうと、自分を怒らせた原因を探すかもしれません。すると、きっともっともな理由が見つかるはずです。自我はそういうふうに働くからです。
それも全くアリです。
ただ、また別の方法があるのでお伝えしますが、それはとても単純なのでもしかするとやりがいが感じられない…という人もいるかもしれません。
それは拒絶に対して、「うわー自分怒ってるなー」と気づく方法です。気づいたらしばらくの間「なんでだかわからないけど怒ってるなー」と見続けます。すると、不思議と怒り続けられなくなります。
ちょっと新しくないですか?笑
どんなやり方もありですが、わざわざ厳しい道に向かって行かなくても、自分の趣味や推しを通じて研究するほうが体癖の幅や全体性をつかめますし、何よりとても楽しいですよね。
苦手で気分が下がることを追い続け、人生の貴重な時間をつかって克服するよりも、気分が上がるポイントを見つける方法が私のオススメです。
。◕‿◕。(吉沢)
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